皆さんこんにちは。
今年もGANのフラッグシップキューブが発売される気時期になりましたね!
毎年、「来年はもうこれ以上のキューブはでないだろ」と思うのですが、なんだかんだ超えてくるのがGANのすごいところなんですよね。
そして今年も前作の11MProを超えるキューブを出してきました!ラインナップは12Maglevと12Leapの2種類となっています。それぞれ詳しくレビューしていきます!
キューブの詳細
Maglev
まず12 Maglevについてですが、サイズは56mm、重量は66gとなっています。11MProが63gなので少しだけ重くなっていますね。それでも十分な軽さだと思います。
価格はまだわからないですが、11MProよりも少し高くなるみたいです。
特徴は何といってもMagnetic GESですね!これは後で詳しく説明します。
Maglevのもう一つの特徴としてはキューブの表面がUV coatedというものになっているというところです。ツルツルテカテカしてるやつですね。僕は結構好きです。
【11/3追記】
Maglev版にはFrostedもラインナップされているみたいです!
Leap
続いてLeapについてです。サイズは同じく56mm、重量は61g。圧倒的に軽いです
こちらも価格はまだわからないのですが、11MProよりは少し安いくらいだそうです。
センターには従来通りのバネが使われていますが、GES Pro+というまた新しいものになっています。
Leapの表面はFrostedというマット加工された感じの表面になっています。少し滑るので僕はあまり好きではないですね。でも11ProやDuoもそうだったのですが、使っているとだんだんツルツルになってくると思います。
内容物
キューブ、ケース、ポーチ、調整ツール、パンフレットなどです。
基本的にMaglevもLeapも内容物は同じです。唯一違うのはこのツールの先端の形状が異なります。
異なるGESを搭載しているのでそれぞれに合わせた形状になっていますね。
ちなみにこれ気づいていない人が意外といるらしいんですけど、この透明なツールはカチッとなるまで引っ張って伸ばしてから使う仕様になっています。
それと今年もケースが新しくなっていますね。
XSのケースと11MProのケースのいいところ取りした感じのケースです。
パンフレットには調整方法などかなり詳しく書いてあるのでいいですね。中国語と英語しかないですが、図がふんだんに使われているので十分わかりやすいと思います。
それぞれのパーツの進化
それでは細かいパーツについてみていきましょう
パーツの形状はGES以外MaglevもLeapも同じです。なので11MProと比較していきましょう
エッジ
ほとんど形状は同じですが、写真の部分が若干太くなっています。
溝の形状も若干変わっていますね。
コーナー
この写真だと見づらいですがコーナーの足の部分に穴があけられています。軽量化か摩擦の低減が目的だと思います。
エッジと同様に溝の形状も若干変わっていますね。
この磁石が伸びているのはこの後のコアマグネットの項目で触れます。
センター
センターにも穴があけられています。センターとコーナーの足を貫く感じで穴が開いている感じですね。
コアマグネット
実はコアマグネットが11MProから大幅に進化しています。
磁石の部分がキューブの中心に近くなっています。というより回転軸の中心に近くなっているので、磁石のアシストが効く幅が広くなっています。GANによるとオートアライニングというシステムらしいです。
コーナーの磁石が伸びていたのはこのためですね。
従来通り付属のマグネティックロッドと合わせて計6段階の磁力に調節できます。
TORIBOのtwitterの動画見ていただければよくわかるのですが、めちゃくちゃアシスト効きます。
GAN12 MagLevのオートアライニング
— TORIBO Japan (@triboxJP) 2021年10月14日
🤯🤯https://t.co/FtV9IL06cp pic.twitter.com/D3HvhCpl58
こちら1/4倍速です💁♀️
— TORIBO Japan (@triboxJP) 2021年10月14日
後半の映像からわかるように、45度付近(±20度くらいの範囲)ではマグネティックコアとコーナーパーツが反発し合い、層全体が浮こうとします。
この範囲を超えると逆に引き合って吸着されます。どうして? pic.twitter.com/K6aVdhGgU6
GES
先ほども説明した通り、MaglevとLeapにはそれぞれ異なるGESが搭載されています。それぞれ詳しく見てみましょう
Magnetic GES
まずMaglevのほうに搭載されているMagnetic GESについてです。いままでGESにはバネが使われていましたがそれが磁石に置き換えられています。磁石が反発する力を使ってセンターピースを押しつけるようになっているわけです。つまり可動部が直接接触していないので摩擦による抵抗が減っているらしいです。また、耐久性の向上にも貢献しているみたいですよ。センターの可動域と磁石の反発力それぞれ6段階の調整ができるようになっています。
GES Pro+
そしてLeapのほうに搭載されているGES Pro+です。これGAN mini M Proと同じやつだと思っていたのですが、mini M Proはセンターの可動域とバネの反発力がそれぞれ4段階だったのに対し、LeapのGES Pro+はそれぞれ6段階の調整ができるようになっていました。
実際に回してみて
Maglev
まず驚いたのは圧倒的な回転の軽さです。そして速く回してもしっかりついてきてくれる驚異的な安定性です。
いままでのキューブでは速く回せるようにするためにキューブを緩めると、キューブ不安定になったりポップやピボットなどが増えるようになっていました。
しかしMagnetic GESによって磁石の反発を強めにしても回転の軽さを損ねない上に、進化したコアマグネットのアシストによって次の回転にスムーズにつなげられます。
感触は若干11MProのような感じがしますが様々な要素をそれぞれブラッシュアップされている感じです。
ただ、一つ感じたのは初心者の方には少し回しづらさを感じるかもしれないです。回転が軽いので意図しない部分が回ってしまったり扱いづらさを感じる部分もあるかなと思いました。
本当に速さを追求する人に向けて作られたキューブという感じがしました。
Leap
Leapのほうはほぼ11MProと同じ感触です。Maglevのほどの回転の軽さはないのですが、コアマグネットの機構は11MProよりも進化してるので安定性は格段に向上しています。
個人的にはこれからキューブを始める方や初心者の方にはこちらのほうがお勧めかもしれないです。安定性に極振りしている感じなのでまだキューブに回しなれていなかったりする方には良い選択肢だと思います。
とはいってもフラッグシップキューブではあるし調整の幅も広いので、初心者から上級者まで広く対応したキューブです。
調整
調整の方法などは長くなりそうなのでまた別の記事にまとめたいと思います。
とりあえず僕は今のところGESの青いパーツは4で、透明なパーツも一番下の段階から4クリックしたところにしています。磁石はデフォルトのままですね。
終わりに
というわけでGAN12 MaglevとLeapのレビューでした。
今年もGANがまたすごいキューブを送り出してきましたね。正直XSが出たくらいで「キューブの進化はもうないかな」なんて思っていたのですが毎年進化が止まりませんね。来年こそはさすがにもうこれを超えるキューブなんて出ないんじゃないですかね…
なんかTORIBOの人によると今中国の働き手不足と電力不足でキューブの生産が結構大変みたいなことを聞いたのでもしかしたらGAN12の日本での発売はもう少し先になるかもしれないです。
コロナが落ち着いてきて、なにやらオフ会の話もちらほら聞こえてきているので近いうちにまた大会ができるようになるといいですね。
またね